童貞を高校時代に処女の彼女と捨てるのが夢だったが、ヤリマンとも付き合えないまま高校を卒業して就職した。
職場は工場のため女性は皆無だ。
地元の友人たちは彼女を作りSEXの話をするが、プライドだけ高い俺は必死で話を合わせ童貞じゃないと装った。
仲間が童貞を卒業していくのを横目に男としての自信をどんどん無くしていった。
とにかく童貞を捨てたい!膣のぬくもりを知りたい!友人たちの話についていきたい!
童貞を捨てようと決意する
このままだと童貞で人生が終わってしまうという危機感が芽生えた。

だがここでも小さなプライドが邪魔をした。

再び悩み考えると、ひらめいた。

必死に出会い系を調査すると、お金さえ払えば簡単に会えてSEXができることが分かった。
出会い系に登録
とりあえず出会い系で一番人気のPCMAX(R18)に登録して年齢確認を済ます。
自分のプロフィールも空欄のまま、さっそくアダルトの掲示板を見ると…
プロフィール検索を見ているだけでも面白い。
地元にいる女たちでも出会い系だとこんなにエロいのか。
躊躇している余裕はない。
男として一皮向けるために一歩踏み出して自分の殻(童貞)を破る!
相手を探す
年下相手に童貞と告げるのは恥ずかしいので少し年上の20代後半の女性で検索をかけた。
顔はどうでもよく、とにかくセックスがしたい!
とりあえずアバターが茶髪でセミロングのアヤ(仮名)にメールを送る。
(新規登録時のお試し無料ポイントでメールは送ることができた)


すぐに返事がきた。
童貞さえ卒業できるなら値段なんかいくらでもいい。

後に経験をしていくと、相場は1万5千円~2万なのでもう少し安くすべきだったが、
当時は焦っていたため、安すぎと思われてキャンセルされるのが怖かった。

場所は○○のコンビニでどうでしょう?
何分後に来れますか?

即決だった。
アダルトの[今スグ]という掲示板だから話は早かった。
こんなにも早く決まるのか。
集合場所で会う
集合場所に5分早く着いた俺はコンビニのトイレにいく。
ドキドキが止まらない。
便座で座りションをしながら連絡した。


トイレから出ると携帯片手に20代後半の女性が歩いてきた。
見た目はプロフィール通りの茶髪のセミロングの巻き髪。
顔はフィギュアスケートの安藤美姫に似ていて少し太めだった。
きっとこの子がアヤだ。
決してタイプではないがドキドキはさらに高まった。
コンビニに一人でいる男は俺だけだったため、女はすぐに話しかけてきた。

じゃあ行きましょうか。

年上の女が敬語を使うことに違和感はあったが、俺がお客の立場だからなのかと納得していた。
そしてアヤは俺の車に乗り込んだ。
初めて会う男の車に乗るなんて怖くないのかな?と思いながら、俺は童貞であることを正直に彼女に話した。
匿名で軽薄な関係だからこそ本音で伝えることができた。




友人の前では見栄を張って嘘をついてたが、関係の浅い割り切りの女には何でも言えた。
優しい受け答えが心地よく好きになってしまいそう。
年上にして良かった。
人生初ラブホ
ラブホテルに着くと部屋を選ぶシステムになっている。

初めてのラブホテルなので何をしたらいいのか分からなかったが、彼女が優しくリードしてくれた。
タッチパネルで休憩2時間3800円の部屋を選んだ。
部屋は一番安い割には綺麗だった。
あるのはベッドとテレビのみで薄暗い。
俺はすぐに約束のお金を渡そうとした。

と優しく言ってくれて彼女は風呂にお湯を入れた。
会う前にシャワーを浴びてきたが、言われるがまま浴槽に水が溜まるのを待った。

とおもむろに服を脱ぎだした。
こんなに簡単に脱ぐのか!
目の前で女性の裸を見たのは母親以外で初めてでギンギンになってしまう。
ペニスを見られないように恥ずかしげに服を脱いだ。
浴室の中では特に会話はなく黙々と洗う。
アヤはシャワーだけで浴槽には浸からずに先に上がった。
遅れて俺も風呂から出ると彼女はベッドで待っていた。
いつの間にか電気が少し暗くなっている。
ドキドキが止まらない。
裸で行こうとしたが、なんか違うと思い洗面台の上にある安っぽいガウンを着てベッドに向かった。
いざ初体験
ベッドの上で横になると無言のまま事が始まった。
初めてのキス...
とろけそうだ。頭が真っ白になる。
女性の唇ってこんなに柔らかいんだ。
キスのときって鼻が当たるんだ。
そしてアヤは俺の手をとって胸に当ててきた。
これがおっぱい...
アヤの体はとても温かく柔らかかった。
俺は手さぐりでいろいろな所を触った。
下もしっかりと濡れていた。
(初めはお風呂の水かと思ったが、ねっとり感があった)
軽く指を挿入し、ココに入るのか。
と興奮が止まらなかった。
指を入れた後に何をしたらいいか分からなくなり手を止めると、アヤが咥えてきた。
ジュポ...

だが、射精するわけにはいかない!
これでは童貞のまま終わってしまう。
動物的本能で俺は腰を引いた。

プライド0の俺は

すると、彼女はゴムを手際よく丁寧につけてくれた。
俺は仰向けになっているアヤに自分のペニスを近づけたが、穴の位置が分からない。
するとまたしても彼女がリードしてくれた。
彼女は俺のペニスに手を添えて腰をぐっと俺に近づけてきた。
俺も微力ながら腰をゆっくり下ろした。
ついに童貞を卒業
少しずつ俺の亀頭がアヤの体に沈んでいく。
そして根元まで完全に入り俺の腰はアヤの上に乗った。

膣の中が温かい。
口や手とは絶対的に違う快感!
締めついたり緩んだりを繰り返して纏わりついてくる。
これがセックスか!
感動に浸り無性に腰を振りたくなるが、腰の振り方が分からない。
するとアヤが動かしやすいように腰を少し浮かしてくれた。
おぉ、動かしやすいかも。
と思って少し腰を振る角度を変えた瞬間...
気持ち良さが最大値に達してすぐに射精してしまった。
挿入時間は1分も満たなかったが一生に残る1分だった。

と抱きしめながら言ってくれた。

こうして無事に童貞を卒業することができたと同時に俺はアヤを好きになった。
だが、これは割り切りの関係だ。
俺は自分の立場をわきまえている。
今日初めて男らしく立ち上がりコンドームを付けたままベッドから降りて約束のお金を渡した。

と言いつつ、アヤは金を財布に入れた。
お金を受け取るのは当然のことなのに、なぜか寂しい気分になった。
セックスした後は急に余所余所しい態度をしてしまい、会話がないままアヤを元のコンビニまで送り解散した。
人生最大の目的を達成した安堵感で緊張の糸が切れたのだ。
学生時代に思い描いていたセックスとはだいぶ違ったが、虚しさはなく幸せだった。
帰った後は彼女の膣のぬくもりを思い出してオナニーをした。
童貞を卒業した後の人生
童貞を卒業した後も出会い系で割り切りを含め様々な女性と出会ったし、処女とセックスもできた。
だがアヤには連絡を一度もしなかった。
これは俺の小さなプライドである。

連絡先はもう知らない。
と友人には言っている。
「嘘だろ?」と疑われるが、そんなことはどうでもいい。
なぜなら俺はもう童貞じゃないから。